スマートホームのアレクサやグーグルは何が違う?それぞれの特徴を紹介

憧れのスマートホーム環境。「スマートスピーカーを我が家にも取り入れたい」と思っても、どの製品を買えばよいのか迷ってしまうケースも少なくありません。

数あるスマートスピーカーの中でも、人気の高い「アレクサ」と「グーグル(Google Home)」の違いや特徴について解説します。

「アレクサ」「グーグル」、スマートスピーカーそれぞれの違い

まずは、アレクサとグーグルそれぞれのスマートホームサービスの違いなどについて比較して紹介します。

アレクサとグーグルの違い

両者は開発メーカーが異なります。

「アレクサ」は、書籍・日用品・家電などのeコマースや動画配信を扱うAmazon社が開発し、国内では2017年に登場しました。

「Google Home」は検索・地図情報など総合ITサービスを手がけるGoogle社が開発し、国内では2016年に登場しました。

各社のサービスの差は、それぞれが手がけるスマートスピーカーの機能差に直結しています。

厳密には、「アレクサ」はAIアシスタントの名称、及びウェイクワード(=起動の合図)を指し、デバイス端末としては「Amazon Echo」が担っています。

一方、「グーグル」は社名、「OK、グーグル」「ねえ、グーグル」がウェイクワードで、端末の名称は「Google Home」です。

アレクサとグーグルの共通点

両者はいずれも音声アシスタントとしての基本的な機能を備えています。ホームデバイスを自在に制御できるため、スマートホームを構築する端末として大変有用です。ディスプレイと連動するタイプもあります。

その他、天気予報やニュース、自宅でのタスク管理、情報・エンターテイメントなど、便利な諸機能を提供します。

機能面の違い

「アレクサ」はAmazon社のオンラインショッピングや音楽再生などのサービスと連携しています。また、「スキル」と呼ばれるサードパーティーのアプリケーションを利用できます。

一方、「Google Home」はGoogle社の検索エンジンやカレンダー、音楽再生などのサービスと連携しています。AI機能「Googleアシスタント」を搭載し、多くの情報にアクセスできます。

アレクサでできることについてはこちらで詳しく紹介しています。
関連記事:アレクサでできることを解説。家電操作やスマートホーム化との相性も紹介

スマートスピーカー選びのポイント

快適なスマートホーム化を目指すうえで、スマートスピーカーをどのように選べばよいのでしょうか。

音声認識

重要なポイントのひとつが音声認識性能です。

集音性能としては、7つのマイクで集音を行うAmazon Echoに対し、Google Homeは 2つのマイクで集音を行います。

ところが、実際の音声認識性能は「Google HomeはAmazon Echoより勝る」というのが一般的な評価です。これは音声認識アルゴリズムの差に起因するとみられます。

端的にいうと、アレクサは”聞き取り間違い”が比較的多いのですが、それでも利用に差し障りがあるほどではありません。はっきりと指示を発音すれば、実用上は問題ありません。

音質

アレクサには「Amazon Music」、Google Homeには「Google Play Music」「Spotify」をはじめとした音楽再生サービスが充実しています。

スマートスピーカーもスピーカーである以上、音楽再生用途の多い方だと、音質にこだわるかもしれません。

特徴を比較すると、一般的にAmazon Echoは「低音・高音、共にバランスがよい」、Google Homeは「低音重視」とされています。主観や好みもありますが、音楽鑑賞に関してはアレクサにやや軍配が上がるようです。

価格

標準的なモデルの製品を比較すると、両者の価格帯は5,000~1万円の間で同程度です。

廉価な製品としては、それぞれ「Echo Dot」「Google Home Mini」があり、いずれも省スペースになる反面、音質性能が下がります。

ただし、家電連携できるスマートホーム機能は「Google Home Mini」にしかないことに注意が必要です。

スマートスピーカーの価格についてはこちらで詳しく紹介しています。
関連記事:スマートスピーカーの価格を解説。本体価格以外でかかるコストも紹介

対応家電との連携

スマートホーム化の観点では、アレクサに分があるといわざるを得ません。理由としては、以下の2点が挙げられます。

  • スマートホームへの取り組みが早かった
  • スマート対応家電の多くがAmazonのサイトで販売されており、アレクサとのスムーズな連携を打ち出している家電の選択肢が多い

また、アレクサには、アプリを用いた連携や設定の直感的なわかりやすさ、「スキル」による拡張性、変更可能かつ短いウェイクワードといった優位性もあります。

ただし、Google Homeが特段劣っているわけではありません。ほとんどの対応ホームハブ・家電が両者に対応している現状を考えると、大差はないといえます。

アレクサとグーグル、どちらを選ぶべきか?

両者ともスマートホームデバイスとして優れており、機能面の違いはわずかです。

むしろ、各社に付随するサービスを普段どのくらい使っているか、指向性の違いで判断するとよいでしょう。

たとえば、音楽鑑賞にこだわりがあったり、Amazon Primeで映画やドラマをよく観たり、Amazonでよく買い物をするライフスタイルであれば、アレクサがおすすめです。

一方、Youtubeの動画をよく観たり、Google検索を頻繁に使用するライフスタイルであれば、グーグルをおすすめします。

その他の選択肢

その他、温湿度センサーが備わり、「Siri」搭載の「Appleホームポッド」はiPhoneユーザーに親和性が高いスマートスピーカーです。

現状ではアレクサやグーグルのスマートホーム連携が先行していますが、標準規格「Matter」が今後普及すれば、対応機器のラインナップで匹敵する可能性があります。

スマートスピーカーをさらに便利するならスマートホームがおすすめ

スマートスピーカーを有効利用するなら、スマートホーム機能の活用がおすすめです。どのようなことができるのか、機器や活用事例などを紹介します。

家電連携

照明・テレビ・エアコンなど、日常的に使用するほとんどの家電を音声操作できます。

ネットへの接続機能がない古い家電であっても、スマートリモコンから発信する赤外線信号で操作できたり、物理的なスマートスイッチなどでによって制御したりすることができます。

ネットワークカメラ

ディスプレイ付属タイプのスマートスピーカーなら、料理や家事中に話しかけるだけで屋内外のカメラの映像をリアルタイムで確認でき、子どもやペットの見守りや防犯に役立ちます。

会話がより自然に

Amazon社は「ChatGPT」で知られる大規模言語モデルを利用した会話型AIを新型アレクサに搭載することを最近発表しました。

これにより、類型的な応答にとどまっていたスマートスピーカーが複雑な質問に答えたり、発話者の意図を正確に理解したりと、より”人間らしい会話”ができるようになります。

英語版のデモでは、機械的だった抑揚やアクセントがあたかも人と話しているように自然になっています。ウェイクワードも不要になるため、会話部分を重視する方にとっては朗報です。

一方、AI開発の先駆者であるGoogle社も「会話型AIでGoogleアシスタントを強化する」方針を掲げています。

会話型AIの革命的な進化は、スマートホームの利便性向上にとっても欠かせず、新たなステージへ移ることが期待されます。

スマートスピーカーで快適なホームライフを

スムーズな会話がやや苦手だったスマートスピーカーの難点が解消されることになれば、スマートホームを今後導入したい方にとってもベストタイミングになりそうです。

スマートホーム構築の強い味方、スマートスピーカーの活用を検討してみてください。

スマートホームについてはこちらで詳しく紹介しています。
関連記事:スマートホームでできることを解説。スマートホームのメリットや導入方法とは