スマートスピーカーの価格を解説。本体価格以外でかかるコストも紹介

自宅をスマートホーム化しようと思い立つ人が、まず悩んでしまうのがスマートスピーカーの種類や価格です。
スマートスピーカーはいわばスマートホームの基点となるものですが、いくらぐらいの価格なのでしょうか。今回は、スマートスピーカーの価格にフォーカスし、年々価格は安くなっているのか、その他にも発生するコストなどについても紹介します。
スマートスピーカーの価格は年々安くなっている?
スマートスピーカーの価格はいくらくらいするのか、Amazonの「Echo Dot」を例にして発売当初の価格と現在の価格、性能を比較して紹介します。
スマートスピーカーとは
まず、スマートスピーカーとはどういったものかを、改めて復習しておきましょう。スマートスピーカーとは、Amazonの「Alexa」、Googleの「Google アシスタント」、Appleの「Siri」などインターネットに接続でき、AIを搭載したスピーカーを指します。
AIを搭載していることから、スピーカーを通して人間が話す言葉を認識してくれるので、人間はスピーカーに話しかけることで接続されている他のデバイスを操作したり、インターネット上のサービスを利用したりできるようになります。
もちろん、スピーカーですから、音楽を再生することもできます。
話しかけて操作できるのはスマートフォンと同様です。
スピーカーですから、壁にかけたりテーブルに置いたりとフリーハンドで操作できるようになること、また、スピーカー本来の「音」を楽しむことができることが特長です。
日本で発売されて以降ほとんど定価は変わっていない
Amazonの「Echo」シリーズは2017年11月に日本での販売が開始されました。
アメリカ国内ではこれより前に第1世代のEchoが販売されており日本では第2世代からの販売となります。
気になる価格は、以下のようになっていました。
「Echo」 | 11,980円 |
「Echo Plus」 | 17,980円 |
「Echo Dot」 | 5,980円 |
普及機種である「Echo Dot」で見てみると第2世代以降、第3世代、第4世代と機種変更が行われてきましたが定価は下記の通りほとんど変わっていません。
第2世代 | 5,980円 |
第3世代 | 4,980円 |
第4世代(現行モデル) | 5,980円 |
世代が進むごとに機能が追加される
このように、世代が変わっても価格はほとんど変わっていないのですが、そのスタイルや機能は大きく変わってきています。
音質
世代が変わるにつれて音質はとてもよくなっています。
当初はスピーカーとして「音が鳴る」程度のものだったのですが、現在のスピーカーだと十分に音楽を楽しめるレベルに達しています。
音声認識
音声認識のレベルも世代が進むごとによくなっています。
スマートスピーカーを選ぶ理由が「話しかけてスマート機器を操作」することですから、音声認識がうまくいかなければ意味がありません。
現行世代になり、音声認識のレベルもかなりストレスがなくなっています。
現行の第4世代になって変わったこと
第4世代になってスピーカーの形が、平べったい円筒形から球形に大きく変わりました。
形が変わったことによってボタンも変わり、より使いやすくなりました。
スピーカーが球形になったことで、音に広がりがもたらされます。
第4世代では、環境にあわせて音を最適化する機能が搭載されています。
スピーカーに内蔵されたマイクで再生中の音を感知して調整してくれるのです。
例えば壁のそばなど障害物がスピーカーの近くにあるときに低音を抑えて聴きやすくなるような調整をしてくれます。
価格について今回は「定価」で比較をしていますが、Amazonショップなどでは頻繁にセールが行われています。
例えば、アマゾンのプライムデーでは第4世代の「Echo」シリーズが最安モデルで2,180円から販売されていました。
このようなセール販売での購入がお得です。
スマートスピーカーの本体価格以外にかかる費用
スマートスピーカーを導入すると月々の費用はどれくらいかかるのか気になるところです。
スマートスピーカーの本体価格以外に必要な費用について解説します。
スマートスピーカー本体にかかる費用
スマートスピーカーを購入すれば、本体価格以外にかかる費用はありません。
つまり、スマートスピーカーの月額使用料といったものはありません。
自宅でスマートスピーカーに接続したスマートデバイスを操作するだけなら、追加料金は不要です。
ただし、スマートホーム家電はインターネットに接続して利用することがほとんどですから、通常はインターネット接続契約をしてWi-Fiルーターで無線化するでしょうから、これらの費用がかかります。
さらに、スマートスピーカーで音楽を楽しむために、音楽配信サービスを利用すれば音楽配信サービス料が追加されます。
サブスクの音楽サービスの利用料金
スマートスピーカーで音楽を楽しむためには、インターネットに接続して音楽配信サービスを利用します。
サービスの提供方式には、プレイリスト方式やチャンネル方式のもの、楽曲単位で自由に聴ける方式のものなどいろいろあります。
以下に代表的なサービスの価格を例示しました。
サービスごとに特別な割引が適用される場合もあります。
サービスごとに提供している楽曲数やジャンル、さらに音質や機能も異なります。
どちらのサービスも無料体験ができますから、一度試して使い勝手が良いサービスを選択しましょう。
サービス名 | 月額料金(税込) |
Amazon Music Unlimited | 980円(プライム会員は880円) |
Apple Music | 980円 |
Rakuten Music | 980円 |
スマートホームサービス
スマートホームサービスもさまざまな企業から提供されています。
スマートホームサービスによって、日常のセキュリティ向上や離れた場所からの見守り、日々の生活の利便性の向上がはかられます。
スマート家電リモコン、スマートロック、各種センサー、スマートカメラなどいろいろなスマートホーム家電との組み合わせが可能で、組み合わせによって料金も変わってきます。
中にはホームデバイスを購入すれば毎月の使用料金は無料といったサービスもありますから、スマートホームサービスがもっと身近に使いやすくなってきました。
スマートスピーカーを100%活用したいなら、スマートホームサービスがおすすめ

せっかくスマートスピーカーを導入するなら、スマートホームサービスがおすすめです。
スマートホームサービスを利用してスマートスピーカーを100%活用しましょう。
スマートホームサービスを導入すればどのようなことができる?
スマートホームサービスを利用すれば以下のようなことが可能です。
スマートスピーカーは自宅でのスマートホームサービス利用のホームベースです。
スマートスピーカーから音声操作
- 例えば窓の開閉センサーと組み合わせれば「戸締まりを確認して」と話しかければ窓の開閉状態を確認できます。
- スマートロックで鍵の開け閉めや状態の確認ができます。
スマートカメラによる監視・コミュニケーション
- 普段はカメラで撮影しないように物理的に遮断するレンズカバーがついていて、人感センサーが利用者の外出を検知すると自動的にカバーが開いて撮影を開始します。
- 撮影されて保存されたデータから人感センサーが反応した時間帯だけを見ることができます。
- カメラに付属したスピーカー・マイクから離れた場所の間でコミュニケーションをとることも可能です。
アプリの利用
- アプリから家の状態などを確認できます。
- 人感センサーがリビングに人が入ったことを感知したら自動的にBGMが流れるなどの演出ができます。
- 家族全員の外出を検知した場合やアプリ内で好きな時に「警戒モード」にセットできます。
- 警戒モード中に窓が開くなど異常が検知されると警告音が鳴り、アプリに通知がきます。
- アプリからカメラを見て室内を確認したり、契約している警備会社に電話したりするなどの行動を素早くとることができます。
- アプリ上の帰宅通知
- 子どもや家族が帰宅したら外出先からでも通知を受け取れます。
- 外出先から戸締りの確認ができます。
警備会社と契約
- 警備会社との契約がセットできるサービスもありますから、万一のときに安心です。
その他の外部サービスとの連携
- 家事代行、介護サービスなどの生活支援サービスとの連携がとれるサービスもあります。
- このような外部サービスを利用していてもアプリから自宅の鍵を開閉できますから鍵を外部事業者に預ける必要がなく、防犯上も安心です。
スマートスピーカーを活用するのであれば、スマートホームサービス導入がおすすめ
スマートホームサービスでは、スマートホームハブ(スマートホームの中心となる機器)が用意されますので、自宅内のスマートホーム家電同士の接続からインターネットへの接続まで一貫して提供されるので安心できます。
スマートスピーカーを購入すれば自宅内のいろいろな家電と接続して、より便利に生活したいものです。
スマートデバイスにはさまざまな種類があり、デバイス同士の相性もあります。
スマートスピーカーを活用するには、スマートホーム家電に精通しているスマートホームサービスがおすすめです。
スマートホームサービスに問い合わせる
各家庭で必要なスマートホームサービスはさまざまです。
離れた家族を見守りたい方、外出が多くて留守中のセキュリティが不安な方などいろいろな事情に沿ってサービスが提供できるスマートホームサービスに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
それぞれの家庭に最適解を提供してくれるはずです。