カーテンのスマートホーム化で何ができる?スマートカーテンのメリットやポイントを解説

カーテンをスマートホーム化することで、スマートスピーカーやスマートフォンから、遠隔でカーテンを開閉することができるようになります。
今回は、スマートホーム化したカーテン(スマートカーテン)によって、日々の生活にどのような変化があるのか、その仕組みなどについて紹介します。
スマートホームで操作するスマートカーテンとは
スマートカーテンとはどのようなものか、その仕組みや、既存のカーテンはスマート化することができるのかなどについて、解説します。
そもそもスマートカーテンとは?
スマートカーテンとは、カーテンレールなどに取り付けた機器をインターネットと接続させることで、登録した時間や天候、遠隔操作などによってカーテンを開閉させることのできるサービスです。
スマートカーテンがあれば、時間などの設定した条件に併せて自動でカーテンが開きます。まさに、おひさまの光が目覚まし代わりになり、さわやかに目覚めることができそうです。目覚まし時計のように音でたたき起こされるわけではなく、太陽の光でより自然に目が覚めれば、一日を快適にスタートさせられそうです。
スマートカーテンの仕組み
スマートカーテンは、カーテンレールに取り付けた機器がカーテンを引いたり押したりしてカーテンを開け閉めしてくれます。
スマートカーテンを取り付ければ、設定しておいた条件が整うとカーテンを自動で開け閉めしてくれたり、開けようとするとスマートカーテンが開ける動きを引き継いでくれてスムーズに太陽の光を取り入れられます。
複数の窓をスマートカーテンにすればリモコンでいっせいに全てのカーテンを開けることも閉めることもできます。
また、スマートカーテンがIoTと接続すれば、他のスマート家電と連動することも可能で、例えばカーテンが開くと同時にLEDライトを点灯するようにセットすることも可能です。
電動カーテンとは何が違う?
昔からあるオフラインの電動カーテンも開け閉めを電動ですることができますが、オフラインのために他の機器との接続ができません。
スマートカーテンなら、時刻はもちろんのこと天候や室温などの条件を設定すれば自動で開閉できて便利です。さらに、スマートカーテンがIoTと接続することで、スピーカーからの音声操作や照明やエアコン、スマートキー、各種センサーなどとつながり連動することが可能です。
このスマートカーテンはカーテンそのものがスマートなのではなく、カーテンにスマートな機能をもたせる製品です。
そのため、今あるカーテンもスマートカーテンのアイテムを使えば簡単にスマートなカーテンに生まれ変わらせることが可能です。
カーテンをスマートホーム化させることの利点
カーテンをスマートホーム化させると次のようなメリットがあります。
- 毎日太陽が起こしてくれる
- 防犯対策としても利用可能
- お金をかけずにスマート化が可能
毎日太陽が起こしてくれる
太陽の光には体を活性化させる作用があります。
そのため、スマートカーテンが起床時間に自動でカーテンを開けてくれると太陽の光が部屋に入ってくるのでスムーズに気持ちよく目覚めることができます。
目覚まし時計は、普段お気に入りの音を利用していても、無理矢理起こされるとうるさく感じることもあるでしょう。
その点、スマートカーテンならうるさい音ではなく太陽の光なので、心地よく起きることができるようになります。
防犯対策としても利用可能
出かけた後にふと、カーテンを閉めたか気になることがありますよね。
このような時にもスマートカーテンなら遠隔操作できますから外出先からスマートフォンを使ってそのままカーテンを閉めることができます。
帰りが遅くなってしまった時には、カーテンが開いたままだと覗かれるのではないかと気になります。
何より外から見れば留守だとすぐにわかってしまい危険です。また、旅行や出張などで長く留守にするときには、カーテンの開け閉めがなければ、やはり留守だとわかってしまうのではないかと不安です。
このように外から留守だとわかれば空き巣に狙われる危険が増えてしまいますが、スマートカーテンなら外出先からカーテンの開閉ができるうえ、毎日決まった時間に開閉できますから、空き巣狙いを防ぐことができ、防犯対策として利用できます。
スマートカーテン選びのポイント

いろいろな製品があるスマートカーテンを選ぶときに気をつけたいポイントはどのような点か解説します。
他のスマートホーム家電との接続で選ぶ
スマートカーテンはいろいろな企業から様々な製品が販売されています。
販売している会社が他のスマートホーム家電を販売していれば、当然お互いが接続しやすく設計されているでしょう。
センサーやカメラ、照明、掃除機、加湿器、コーヒーメーカーなどが専用アプリ一つで一括管理できるような機器もあります。
また、せっかく便利なスマートカーテンですから、スピーカーに話しかけて操作できるようにもしたいものです。
スマートカーテンをどのようなスマート家電にどの程度接続したいかが、スマートカーテン選択の目安と言えます。
接続例は、次のようなものがあります。
- アプリ1つでスマートカーテン、スマートライト、スマートキーなどを操作する
- 玄関ドアを開ければカーテンが綴じる(開く)ようにする
- 人感センサー・温感センサーと連動させて人が通ればカーテンを開閉するようにする
- カーテンと連動して、スマートライトを点灯・消灯させる
また、スマートカーテンには、時間だけでなく、温度や湿度、天候によってカーテンの開け閉めを制御できるタイプもあります。
このような機能の有無も選択のポイントとなるでしょう。
動作タイプで選ぶ
スマートカーテンを開閉させる動作には次の2つのタイプがあります。
- 自走ロボットタイプ
- 巻き取りタイプ
自走ロボットタイプ
自走ロボット式は、現在多く販売されているタイプです。
取り付ける機器にモーターが内蔵されていて、機器をカーテンに取り付けるだけでカーテンの開閉をしてくれます。
取り付けが簡単で、ほとんどのカーテンレールに取り付けが可能ですから、今あるカーテンを利用できることがメリットです。
モーターに負荷がかかり動作音が大きくなりやすいことがデメリットになります。
また一つのカーテンに一つの機器が必要ですから、両開きのカーテンなら2つの機器を設置しなければなりません。
巻き取りタイプ
巻き取りタイプは、カーテンレールの中にモーターを内蔵しカーテンランナーを直接動かします。
カーテンレールを取り替えたりアダプター取り付けたりする必要がありますから少々面倒ですが、動作音が静かなのがメリットです。
現在のスマートカーテンの主流は自走ロボットタイプなので、巻き取りタイプの種類は少なめです。
選択肢が狭いのがデメリットです。
スマートカーテン導入は、スマートホームサービスがおすすめ
スマートカーテンには、取り付けが比較的簡単なタイプから少々難しいタイプもあり、他のスマートホーム家電との接続ができるか判断が難しいときもあります。
スマートホームサービスなら、いろいろなスマートホーム家電を扱っていますから、他のスマートホーム家電との接続性などのアドバイスも可能です。
スマートカーテンの取り付けに不安を感じたり、他のスマートホーム家電との接続に悩んだりしたときは、スマートホームサービスに相談しましょう。