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IoTセンサーはどのように活用されている?活用事例や種類を解説

「Internet of Things(モノのインターネット)」と呼ばれているIoT技術、世間でも徐々にその便利さが認識されはじめ、導入・利用が始まっています。

今回は、IoT技術の1つである「IoTセンサー」について解説します。家庭やビジネスの現場でのIoTセンサーの活用事例などを交えながら、分かりやすく紹介します。

IoTセンサー市場は拡大傾向

富士キメラ総研が調査した「2019 センサーデバイス/ビッグデータ・IoT市場調査総覧 上巻:センサーデバイス編」によると、世界的にIoTセンサー市場が拡大傾向にあります。

様々な用途で活用されているIoTセンサーとは、どのような仕組みになっているのでしょうか。

IoTセンサーとは

IoTセンサーとはネットワークに接続し、様々な用途で使用されているセンサーです。

そもそも「センサー」自体は、どのように定義されているのでしょうか。

センサーは、人体でいえば「目」「鼻」「耳」などが該当します。

「視覚」「臭覚」「聴覚」のように「知覚装置」としてセンサーがあります。

従来のセンサー(知覚装置)は、それぞれ個別に作動していました。ネットワークを介して、バラバラになっていた各センサー類とスマホなどのデバイスや家電製品などが繋がることが可能となり、これがIoTセンサーと呼ばれています。

IoTセンサーの種類

IoTセンサーには、さまざまな種類があります。

こちらでは、代表的なセンサーを紹介します。

GPSセンサー

1990年代後半ごろからカーナビなどで使用され、広く知られているセンサーの1つです。

人工衛星を利用した高度なシステムにより、24時間どこからでも、高精度な位置情報がわかります。

光センサー

光の反射や透過を利用して、物体の有無や状態の変化を検出するセンサーです。

イメージセンサー

カメラで撮影したイメージを利用し、その状態の変化を検知するセンサーです。

圧力センサー

気体や液体などの圧力を検知するセンサーです。

温度センサー

建物や空間の温度を検出するセンサーです。

湿度センサー

建物や空間の湿度を検出するセンサーです

加速度センサー

主に物体の速度などを即時に検出するセンサーです。

IoTセンサーの情報蓄積機能

普通の知覚機能だけの単体のセンサーと、IoTセンサーの一番の違いは、使用したデータ(情報)を大量に収集して保存し、その情報をさまざまなケースに活用できる点が挙げられます。

・住宅、工場、事務所などの建物

・パソコンなどの情報機器や工場内の機械など、会社の什器備品や機械設備

・自家用車や業務車両

・自宅の各種家電製品

など、IoTセンサーが付属されている全てのものは、それぞれの状態をリアルタイムに把握可能です。

たとえば、工場の機械音をなどを常に監視しているセンサーでは、蓄積されている機械音とは全く異なる音が出ていた場合、機械の故障につながるような異常音として検知し、瞬時に察知することが可能です。

従来であれば、人の感覚と感性に頼っていたことが、IoTセンサーの活用で、人ではなく、デバイスやシステムが全て管理してくれるようになるわけです。

様々な産業で活用が進むIoTセンサー

IoTセンサーは、家庭用だけではなく、ビジネスの世界でもなくてはならない技術のひとつです。では、どういった分野でどのように活用されているのかを、紹介します。

製造業

製造業においては、工場の機械設備などにたくさんのIoTセンサーが組み込まれています。

工場内の機械設備全てがネットワークでつながるだけではなく、全国の複数の工場を本社などで一括管理し、全国全ての機械設備のデータ収集可能なシステムを導入している企業もあります。

また、蓄積された多くのデータを分析し、生産工程の見直しや生産効率の向上を図り、新しい付加価値を得る取り組みも進んでいます。

さらに、工場内の生産効率の範囲だけではなく、生産物のデータは、そのまま会社の財務会計データと連動したり、物流網と直結でネットワークとつながっているシステムなどもあります。

農業

農業の分野でも、IoTセンサーの活用は盛んに行われています。

農業で使用されている代表的なIoTセンサーは、

・CO2センサー

・日照量センサー

・温度センサー

・湿度センサー

・土壌センサー

・水温センサー

などがあります。

ビニールハウスでは、年間を通じて野菜などの栽培が可能になり、私たちの食卓には一年中新鮮な野菜が食べられる環境になりました。

不動産業

不動産業界では、管理している賃貸物件や仲介する売買物件などで、IoTセンサーが活躍しています。

スマートロック

スマートロックは、不動産業界で広く普及しているIoTセンサーの1つです。

オートロック機能だけではなく、入口ドアの開閉履歴、また賃貸物件の入退去時では、これまで使用していたキーのロック機能を完全消去して無効にできるスマートロックシステムなど、ここ数年でその機能は格段にレベルアップしています。

開閉センサー

開閉センサーは、磁力センサーなどでドアや窓の開閉状況を感知するIoTセンサーです。

IoTインターホン

IoTを活用したインターホンでは、インターネット接続でスマホからでも映像確認可能です。

ネットワークカメラ

ネットワークカメラでは、インターネットに接続して、スマホなどで、室内の様子を外出先からでも映像を確認できます。

スマート宅配ポスト・宅配ロッカー

最新のスマート宅配ポストや宅配ロッカーは、IoT化されています。例えば、宅配ロッカーに荷物が届いたら自動検知し、荷物が到着したことをスマホなどに通知してくれます。

IoTセンサー選びのポイント

では、実際にIoTセンサーをビジネスや家庭などで活用する場合、導入のポイントなどはあるのでしょうか。

IoTセンサーを専用のアプリなどで操作する場合、単にセンサーのオンオフができるだけではなく、1つのアプリで様々な家電や機器を操作できるサービスがあります。また、メーカーを問わずに操作できるサービスや住まいのスマートホーム化などもあります。

どのようなセンサーが良いのでしょうか。

IoTセンサーの選定方法

導入にあたって、まずIoTセンサーで、どのようなことを実現させたいのか、その目的を明確にする必要があります。

また、どこに設置するか、その場所やおおよそのサイズも決めなければなりません。

ある程度、IoTセンサーのイメージが固まれば、実際に候補にしているIoTセンサーのカタ

ログなどを複数取り寄せて、比較してみましょう。

充電式か乾電池式か、スマホなど他のデバイスとの接続はどのようになっているかなど、性能と価格のバリエーションが豊富ですので、しっかり見極めましょう。また、メーカー保証の内容も確認しておきましょう。

IoTセンサーと家電製品

IoTセンサーは、単体で発売されている機種だけではなく、私たちの身近な家電製品にもたくさんIoTセンサーは活用されています。

温度センサー

エアコンや空気清浄機などには必ず装備されているのが温度センサーです。部屋の温度を設定した温度にするものや、また過去の設定温度を蓄積して自動的に適温にしてくれる機能なども開発されています。

スマートスピーカー

スマートスピーカーに対応している家電製品は、最近増えています。

スマートスピーカーと連携できれば、音声でスマートスピーカーに声をかけるだけで家電製品の操作が可能です。

住まいのスマートホーム化

IoTはセンサーや家電製品だけではなく、住宅設備全ての操作が可能なスマートホーム化を可能にしています。

スマートホームとはIoTやAIなどによって、安心で快適な家を実現してくれるシステムです。また家そのものをスマートホームとも呼ばれています。

特に、注目されているのが、スマートホーム全体で省エネを図るシステムです。

「Home Energy Management System」といわれるシステムで、略称「HEMS」と呼ばれていいます。電気、ガス、水道などの使用量を感知し、エネルギーの自動制御システムです。スマホや、Wi-Fi環境やスマート家電とも連携しているスマートホームもあり、普及が進んでいます。

IoT技術の中でも、IoTセンサーは中核的存在の機器であるのは間違いありません。

まずは、IoT家電製品などを有効に使いこなすためにも、最適なIoTセンサーを選択する必要があります。さらに「HEMS」など、スマートホームの需要も高まっています。

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