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壁のスイッチを遠隔操作するにはどうすれば良い?仕組みや方法を解説

眠る直前まで本を読んだりゲームをしたりしていざ眠るために、明かりを消すためだけにわざわざ起きだすのは面倒です。特に寒い冬で、せっかく暖まったベッドから抜け出す・・・といったことは避けたいでしょう。

今回は、壁のスイッチを遠隔操作する方法や、遠隔操作をすることで生活においてどのような活用が可能なのかを紹介します。

壁のスイッチを遠隔操作するにはどうすれば良い?

照明などの明かりを始めとした、壁のスイッチを遠隔操作する以下の3つの方法を紹介します。

  • スマートスピーカーと連動する電球に交換する
  • スイッチをビルトインする
  • スイッチロボットを利用する

スマートスピーカーと連動する電球に交換する

スマートスピーカーに接続できる電球に交換すれば、スマートスピーカーやスマートフォンから照明を操作できるようになり、寝たまま照明を操作可能です。

ただし、希望する企業から現在利用している電球サイズとあったものが販売されていない場合があります。

そのようなときには、電球の口金の大きさを調整するためのアダプターを利用するか、他のメーカーから対応する電球をさがさなければなりません。

スイッチをビルトインする

壁のスイッチをスマートスイッチに交換することができます。

設置には、電気工事士の免許が必要で、電気工事業者に頼まなければならないケースもありますが、スイッチごとにビルトインされるため、動作は確実です。また、照明機器などのスイッチをスマートスイッチ化する場合も、種別を問わずスマート化できるので住宅の意匠を損ねにくいでしょう。

既存の物件への取り付けはもちろん、今から建てる新築物件やリフォーム・リノベーションなどを行う建物においては、配線や機器を上手に隠すことのできるビルトインをおすすめします。

スイッチロボットを利用する

壁のスイッチがボタン式であればスイッチロボットを利用する方法もあります。

スイッチロボットは機器をスイッチに取り付けるだけで「押す」、「引く」動作に対応して、難しい工事は不要でスイッチのスマート化ができます。

スイッチロボットは本体から「スイッチを押す指」が出てきて、ボタンを押してくれる仕様になっています。この「指」がボタンを押したり引っ張ったりして、スイッチのON/OFFをしてくれます。

手軽にスイッチのスマート化ができるスイッチロボットですが、機器の設置具合が不安定なケースや、取り付け面の材質などによっては機器が外れてしまい、上手く機能しない可能性もあるため注意が必要です。

また、物理的な機器をスイッチのそばに取り付けなければならないため、お部屋のインテリアやデザインなどにこだわっている人にはおすすめできないかもしれません。

壁のスイッチを遠隔操作するメリット

壁のスイッチを遠隔操作するメリットはどのようなものなのか、次のような場面で考えてみましょう。

  • 普段の生活でのメリット
  • 外出先から操作できるメリット
  • 高齢者の家庭でのメリット

普段の生活でのメリット

普段の生活の中では遠隔操作するメリットはたくさんあります。

何よりも動かなくても照明を操作できることでしょう。

ベッドから起きださなくても照明のON/OFFができるため、寝るときだけでなく、夜中に目が覚めたときでも壁のスイッチまで寝ぼけて歩いていくときに、何か大事なものを踏みつけて壊してしまうようなことがなくなります。

テレビを見ていて、ちょうど良い場面で席をたつ必要もなく手元のスマートフォンから操作できるのは快適です。スイッチロボットを使えば照明だけでなく、給湯器などのスイッチも遠隔操作できますから、さらに利用場面が広がります。

そして、スイッチロボットの利点はタイマー操作が可能なことです。一度セットすれば繰り返しタイマーが作動します。毎朝起床時間に明かりがつくようにセットすることもできます。部屋が明るくなれば寝起きもスムーズになって快適です。

外出先から操作できるメリット

スイッチロボットにタイマーをセッティングして外出すれば、留守をして家を空けていても毎日決まった時間に照明がついたり消えたりするので、外から見れば在宅だと思われるので防犯に役立ちます。

ハブを購入すればインターネットに接続できますから、外出先からでもスイッチロボットを操作できるようになります。外出先から照明のON/OFFをして防犯対策に役立ち、給湯器にスイッチロボットをセットしておけば帰るまでにお風呂にお湯をはることができますから、帰宅すればすぐに暖かいお風呂に入るようなことも可能になります。

高齢者の家庭でのメリット

高齢になれば動くことも難しいことが多くなります。

そのようなときには遠隔操作できるメリットは大きいですよね。

寝たまま、あるいは座ったままでその場から壁のスイッチが操作でき、楽に暮らしができますし、動きまわってけがをするおそれもなくなって安心感が増します。

壁のスイッチをスマート化するならスマートホーム導入がおすすめ

壁のスイッチをスマート化するならスマートホームを導入することをおすすめします。

複数の家電や機器を操作するスマートホームをおすすめ

新しく発売された家電はほとんどがスマートホーム化に対応できますし、以前からある家電でもスイッチロボットなどを利用してスマートホーム化が可能です。

今回紹介した照明だけではありません。

家のカギ、お風呂場、洗面台や炊飯器までいろいろな家電が、スマートホーム化することで便利で快適な生活を送ることができるようになります。

スマートホーム化した生活

スマートホーム化した自宅に帰るところから想像してみてください。

帰宅する前に外出先から給湯器のスイッチを入れておけば、帰宅後すぐにお風呂に入れます。

帰宅したとき玄関ドアはスマートロックなので、玄関に近づけば自動でロックが解除されます。

重い荷物や両手がふさがっていても鍵を取り出すために荷物をおろす必要はありません。

家の中に入ればセンサーが感知して廊下の明かりをつけてくれます。

部屋に入れば照明がつき、予めセットしていたお気に入りの音楽がスピーカーから流れます。

スマートスピーカーに話しかけて、明日の天気予報や予定を確認しておきましょう。

リビングから寝室に移動すれば、センサーが感知して自動でリビングの照明やテレビなどを消してくれます。

消し忘れもなく省エネになります。

寝る前にはベッドの上から明かりを消します。

起床時間になれば寝室のカーテンが自動で開放されて、太陽の光で目覚めることができます。

洗面台にたてばその日の体重を計測して昨日までとの違いをデータ表示、睡眠中のデータも表示されます。

セットしていたコーヒーメーカーや炊飯器が朝食の準備をしてくれていますから、すぐにテーブルにつくことができます。

スピーカーに話しかけて今日の天気やニュース、予定を確認して出かけましょう。

スマートロックが自動で玄関キーをロックしてくれていますが、不意のお客様が外出時に訪問しても外出先からロックを解除できるので家に入って待っていてもらえます。

スマートホームサービスに相談をおすすめ!

スマートホーム化をすると先のように便利で快適な生活を送ることができますが、利用できるデバイスはさまざまで、いろいろな企業から販売されています。

このようなスマートデバイスの中には接続・設定の仕方が難しいものやデバイス同士で連携がとりにくいものなどがあります。

そのようなときにはスマートホームサービスに問い合わせてください。

スマートホームサービスでは、今までの経験からノウハウが蓄積されており、環境にあった最適な提案をしてくれるでしょう。