ウェイクアップライトの効果やメリットを解説。さらに睡眠効果を高める方法も紹介


睡眠環境の改善や、気持ちよく起床することを目的としてウェイクアップライトを活用する人が増えています。
ウェイクアップライトの活用方法やさらに効果を高める方法について解説します。
ウェイクアップライトとは
ウェイクアップライトとは全世界で販売されている光目覚まし時計です。照明と時計が一体化されており、心地よい就寝と目覚めをサポートしてくれます。ここではウェイクアップライトの概要について紹介します。
ウェイクアップライトの製品紹介
現在販売されているウェイクアップライトの代表的な製品が、フィリップス・ジャパンが提供している「SmartSleep ウェイクアップ ライト」です。
下記がその製品情報となります。
| 製品名 | SmartSleep ウェイクアップ ライト |
|---|---|
| 品番 | HF3519/15 |
| 本体質量 | 約760g |
| 電源方式 | 交流式 |
| 照度 | 45cm離れた状態でおよそ1~300lux |
| 色温度 | およそ1500~2800K |
| FMラジオ周波数帯 | 76.0~108.0MHz |
| 希望小売価格 | 1万4,960円(税込) |
ウェイクアップライトの値段
フィリップス・ジャパンが販売しているウェイクアップライトの値段は、1万4,000円〜2万円前後です。
他社のメーカーであれば5,000円前後で販売している場合もあります。
ウェイクアップライトの特長
ウェイクアップライトの特徴は幅広い色温度を設定できることです。朝日の色温度は2,000ケルビンとされておりますが、ウェイクアップライトでは1,500〜2,800ケルビンまで設定可能です。
そのため朝の明るさでは起きない方でも、十分まぶしいと感じて起きることが可能です。さらに紫外線は一切発生しないため日焼けなどの心配もありません。
ウェイクアップライトの機能
ウェイクアップライトの主な機能には、以下の4つが挙げられます。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| 明るさの調節 | 明るさを20段階から調節可能。用途に合わせて部屋を明るくできる。また徐々に明るくすることも可能 |
| スリープライト | 徐々に暗くなるようにでき、リラックスして眠るサポートを行ってくれる |
| アラーム機能 | 5種類のヒーリング効果があるアラーム機能を搭載。音量も少しずつ大きくなるため、朝驚いて起きることがない |
| ベッドサイドライト | 間接照明としても利用できる |
ウェイクアップライトの効果はある?メリット・デメリット
ウェイクアップライトを活用することでのメリット・デメリットを紹介します。
メリット1:光で目覚めることができる
ウェイクアップライトは設定した時間の30分前から徐々に明るくなることで、目を覚ます仕組みです。
通常の目覚まし時計は、指定した時間になるとアラームが鳴り、音で起きます。しかし、人間は浅い眠りと深い眠りを繰り返しており、浅いタイミングでこの光に気づき、目を覚ますことが可能です。
朝から音で起こされるのが苦手という方でも、ウェイクアップライトであればストレスなく目覚められます。
メリット2:二度寝防止につながる
アラームのスヌーズ機能を停止させてしまい、二度寝してしまった経験がある方もいるでしょう。
ウェイクアップライトであれば二度寝できないほど太陽のように明るい状況が続くため、二度寝防止につながります。
メリット3:インテリアとしても利用できる
ウェイクアップライトはデザインもシンプルでスタイリッシュなため、間接照明としても利用できます。
明るさも調節できるため、少し暗くしながら映画や読書を楽しむことも可能です。さらに時間設定すれば、5〜60分の間で徐々に暗くしていくこともできます。
メリット4:ラジオとしても利用できる
ウェイクアップライトにはラジオが搭載されています。就寝前に聞いたり、部屋での作業中に流したりでき、ラジオ好きにはおすすめです。
デメリット1:価格が高い
ウェイクアップライトは価格が高いというデメリットが挙げられます。
通常の目覚まし時計であれば約1,000円、間接照明であれば約3,000〜5,000円で購入が可能です。さらにスマホにアラーム機能が付いているため、基本的に目覚まし時計を購入する方は減少傾向にあります。
デメリット2:向き不向きがある
音より明るさで起きるのが嫌という人にはウェイクアップライトは向いていません。朝起きる時は、気持ちよく起きたいところですが、音の方が起きやすいという方は通常の目覚まし時計のほうがよいでしょう。
デメリット3:慣れるまで不安
一般的にはアラームで起きている人も多いため、ウェイクアップライトで起きるのに、慣れる必要があります。
「明るさでは起きれず遅刻してしまうのではないか」と不安を感じる人もいるでしょう。その場合は、土日などの休みで一度利用してみるとよいでしょう。
デメリット4:コードレスではない
ウェイクアップライトのなかにはコードレスではない製品もあります。配線などが気になる方もいるでしょう。
また、国内正規品でないと変換プラグが必要な可能性があるため、購入前に確認する必要があります。
スマートホームなら睡眠環境をさらに改善できる

ウェイクアップライトはスマートホームとの相性も高いです。スマートホームの概要と活用方法について紹介します。
スマートホームとは?
スマートホームとは、ITと最新テクノロジーを融合させた住宅のことです。自宅のエネルギーを効率よく使い、スマホ一台でIoTを用いて家具家電を遠隔操作できます。
また、自宅にHEMS(ヘムス)を設置すれば、電気消費量を確認できるため、月々の電気代なども見える化され、節電にもつなげられます。
スマートホームは、既存の住宅でも設備を導入すれば利用できることから近年非常に人気が高く、多くの住宅で採用され始めています。
スマートホームの基本情報についてはこちらで詳しく紹介しています。
関連記事:スマートホームでできることを解説。スマートホームのメリットや導入方法とは
太陽光を設置すれば災害時にも役立つ
太陽光パネルを設置したスマートホームであれば、自宅で電力をまかなえます。もちろん各家庭によって消費電力が異なるため一概にはいえませんが、余った電力は蓄電し、災害時に備えておくことも可能です。
2022年現在では、「首都直下地震」と「南海トラフ地震」が30年以内に70%の確率で発生すると内閣府が発表しています。地震が発生すれば停電するリスクも高いため、スマートホームで備えておくとよいでしょう。
スマートホームとウェイクアップライトの活用方法
スマートホームであればカーテンやブラインドをスマホで操作できます。商品によっては朝の時間に合わせて開くことも可能です。
ウェイクアップライトだけでなく、両方の明るさを取り入れることで、より起きやすくなる確率も高まるでしょう。
また、スマートベッドなどと連携すれば、起きる時間に合わせてベットが起き上がることも可能です。よりスムーズに起きたい方には相性がよい商品といえるでしょう。



