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エアコンを遠隔操作でペットも安心。スマートホームで便利になるペットとの生活

エアコンを遠隔操作し、外出先からでも留守番しているペットに快適な室温を維持する方法を解説します。

また、近年さまざまなサービスが登場しているペットと技術が融合した「ペットテック」やスマートホームサービスについても紹介します。

エアコンを遠隔操作する方法や必要な機器を紹介

エアコンを遠隔操作できれば、帰宅時間に合わせて冷暖房を付けたり、留守番しているペットに対して温度調節したりすることが可能です。

とはいえどのような方法で行うのかわからない方もいるでしょう。エアコンを遠隔操作する際に必要な機器と方法を紹介します。

必要な機器

エアコンを遠隔操作するのに必要な機器は、以下の3つです。

  • エアコン
  • 無線ルーター
  • スマートフォン

無線LANが内蔵されているエアコンとWi-Fi環境、スマートフォンがあれば遠隔操作が可能です。

近年のエアコンの多くは無線LANが内蔵されていますが、古いエアコンには付属されていないため、事前に確認しておきましょう。操作するにはインターネット環境が必須であるため、自宅に無線ルーターを用意しておきましょう。

エアコンを遠隔操作する3つの方法

エアコンを遠隔操作する方法は3つ挙げられます。

スマートエアコンを利用する

スマートエアコンはインターネット通信で操作できます。スマートフォンで専用アプリをダウンロードして利用でき、室内外問わず操作が可能です。

ただし、対象のエアコンが限定的であるデメリットが挙げられます。主流なスマートエアコンでは、以下などが挙げられます。

  • パナソニック「エオリア」シリーズ
  • ダイキン「うるさらX」シリーズ
  • 三菱電機「霧ヶ峰」

しかし近年では少しずつ対応してきているメーカーも増えてきたため、今後も高い需要が見込める方法です。

スマートリモコンを利用する

スマートフォンからスマートリモコンを経由してエアコンを遠隔操作する方法です。スマートエアコンのように外出先からモバイルデータ通信を経由したり、室内であれば赤外線を利用して操作できます。

スマートエアコンよりコストが安いため、既存のエアコンで遠隔操作したい方におすすめな方法です。しかし、エアコン自体がスマートリモコンに対応していない製品も多いため、事前にチェックしておきましょう。

無線LANアダプターをエアコンに設置する

エアコンに無線LAMアダプターを設置すれば、スマートフォンで遠隔操作できます。メーカーの専用アプリをダウンロードすることでスマートエアコンと同等の操作が可能です。

しかし、取り付けが難しいため、専門的な知識が求められます。さらにエアコンの種類や型番によっては、無線LANアダプターの取り付け自体ができない可能性もあるため、事前に確認する必要があります。

住まいをスマート化すればペット生活をさらに便利に

エアコンだけでなく、家全体をスマート化することで、よりペットとの生活が便利になります。スマート機器の種類や仕組み、活用事例を紹介します。

代表的なスマート機器

代表的なスマート機器というと、主に以下の3つが挙げられます。

スマートスピーカー

音声認識機能が搭載された機器のことです。代表的な製品を挙げると、「Google Home」や「Amazon Echo」などがあります。

外出先からスマートスピーカーを介して、自宅のペットに声をかける活用方法もあります。

また日常生活においても、「照明をつけてほしい」「暖房をつけてほしい」「音楽をかけてほしい」などの声による操作ができます。ペットとのコミュニケーションや部屋の掃除などをしながら家電を操作できるのはメリットといえるでしょう。

スマートリモコン

家の家電をスマートフォンからスマートリモコンを経由して操作できます。専用のアプリで家電を操作でき、なおかつ外出先からでも動かせます。

インターネットに対応していないエアコンの操作などもスマートリモコンから行うため、ペット飼育にとっても重要な機器といえるでしょう。

ネットワークカメラ

家の中にカメラを設置し、スマートフォンで確認できます。ペットの状態などが気になる方にはおすすめです。

ペットに使えるスマート家電・IoT機器

ペットに使えるスマート機器の一例を5つ紹介します。

Catlog

Catlog」とは、株式会社RABOが提供する首輪型スマートデバイスのことです。

猫の生活行動を分析し、行動パターンをくみ取り、異常があった際は早期に知ることができます。

スマート・ペットハウス・コージー2

スマート・ペットハウス・コージー2」は、猫の内蔵の温度と湿度を感知するセンサーで周囲の温度を正確に測定し、自動で温度調整してくれるペットハウスです。

冬の寒い時期などでも猫の体温を守ってくれます。

toletta

toletta」は、猫の尿を監視するためのデバイスです。猫の尿の回数や量を管理し、異常の有無を知らせてくれます。

また、体重や入室回数、滞在時間、経過時間を表示することも可能です。猫の健康管理をはじめたい方におすすめの製品です。

さらに複数の猫をAIで分析してくれるため、多頭飼いにも対応しています。

CleverPet

CleverPet」は飼い主が在宅していなくても、ご飯を自動的に上げることができるデバイスです。さらに、しつけもできてしまうという特徴があります。

WICKED BONE

WICKED BONE」は、ペットの遊び相手になる未来のおもちゃです。

運動不足はペットの健康状態の悪化につながりますが、スマートフォンでおもちゃをコントロールできるため、自宅に居ながら運動ができます。

ペットとの生活をさらに便利に。拡大する”ペットテック”

ペットとテクノロジーを融合させた「ペットテック」は近年大きく拡大している市場のひとつです。ペットテックの概要とサービスについて紹介します。

ペットテックとは?

ペットテックとはペットとテクノロジーを合わせた造語で、IT技術を用いて、よりペットが快適な生活を送れるようにするサービスのことを指します。

具体的には、ペットの見守りカメラやスマートトイレ、活動量などを分析するデバイスなどが挙げられます。

株式会社矢野経済研究所「ペットテック市場に関する調査を実施(2019年)」によると、2018年の市場規模は約7億4,000万円だったのが、2023年には50億300万円に到達すると予測されています。

今後もさまざまなペットテックに関する製品やサービスも増えるでしょう。

ペットテックのサービス

ペットテックではさまざまな製品が日々開発、提供されています。ペットの健康管理ができる「ウェアラブルデバイス」や「首輪型ウェアラブルデバイス」、「自動給餌器」などが挙げられます。

さらに近年ではAIを搭載した見守りカメラなどもあり、異変があったときに気づける製品などもあります。今後もさまざまなサービスが展開されることが予想できるでしょう。

マイクチップの義務化も

犬や猫の所有者が誰であるかがわかる「マイクロチップ」の装着が義務化されました。

迷子になったペットや保護されたペットを飼育者のもとに返すため、マイクロチップを装着することで、所有者が誰か分かるようになります。

実際、東日本大震災時にペットの行方がわからないということがありました。しかしマイクロチップを装着しておけば、地震などの災害、盗難や事故によって、飼い主と離ればなれになったときでもどこにいるか分かるようになります。

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