掃除を自動化させるアイデアを紹介!スマートホームで家事を自動化できる?

日々の家事の中で、大きな負担となっている掃除を自動化することはできるのでしょうか。
今回は、掃除を自動化させるアイデアやスマートホームサービスを活用した家事負担の削減方法を紹介します。
掃除を自動化したいと考えている人は多い
毎日掃除機をかけていても、いつのまにか貯まっているホコリ。衣類やカーテンの布繊維、ティッシュペーパーなどの紙繊維、髪の毛やダニなど様々な物が絡み合ってできるのがホコリです。
ホコリは数時間空気中を漂っているため、掃除をしてもすぐに溜まってしまいます。
このように掃除に限らず、快適に過ごすための家事は毎日といっていいほどやらなくてはならず、「誰かにやって欲しい」と思う人は多いのではないでしょうか。
嫌いな家事の1位は「掃除」
定期誌『毎日が発見』が実施している読者アンケート「大人の世代の意識調査」で嫌いな家事についてアンケートを行いました。
アンケート結果によると、嫌いな家事の1位は「掃除」で2位以下に大きな差をつけて、ダントツの1位でした。
2位は「特にありません」3位は「料理」となっています。

定期誌『毎日が発見」2021年12月読者モニターアンケートより
掃除が嫌いな理由については、「掃除が面倒、ゴミでは死なない」「仕事での掃除はお金はもらえるが、家の掃除は収入にならない」「疲れる、とにかく苦手」など、本当に掃除が嫌いだと伝わってくるものばかりでした。
夫婦の家事分担は女性80%が多い
2021年11月にLIXIL住宅研究所が、既婚者で子どもがいる男女1,075人を対象に「日常の家事」について調査結果を発表しました。
夫婦の家事分担割合について聞いたところ、男女ともに「ママが80%、パパが20%」が最も多い結果になりました。
「ママが100%」の回答をあわせると女性の回答では72.7%になり、女性が感じている家事の負担が大きいとわかりました。
一方、男性の回答では49.5%で家事を手伝っている意識は高いものの、女性からの評価は低いようです。

LIXIL住宅研究所「夫婦の家事に関する調査結果」より
また、家事についての理想のスタイルは「分担や誰かの仕事ではなくみんなでシェアしたい」が30%で、「夫婦で分担を50% 50%」とするが24%でした。
どちらかがやるのではなく、家族みんなでできるのが理想のスタイルといえるでしょう。

LIXIL住宅研究所「夫婦の家事に関する調査結果」より
家事の負担を減らすには掃除の代行よりも自動化がいい
夫婦で共働きをしている子育て世帯にとって、家事は大きな負担となっているでしょう。
掃除をしないとホコリがたまってしまい見た目も悪いですし、衛生面でも体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
NEXERが運営するアンケートサイトのボイスノートは「家事代行サービスに関するアンケート調査」を実施しました。
アンケートの対象者は、ボイスノート会員で「家事代行サービスを使いたいと思ったことがある」と回答した841名です。
代行してほしい家事ランキングの1位は545票を集めた掃除でした。
仕事や育児が忙しいと、つい疎かになってしまいがちな掃除を放置し続けてしまうと、さらに億劫になり余計にやる気がなくなってしまいます。
仕事や外出で留守にしている間に、部屋がきれいになっていたらいいなと誰もが思うのではないでしょうか。
掃除を自動化させる方法・アイデアを紹介!
忙しい毎日、お掃除が自動化できたらとても助かりますよね。
掃除を自動化するには、どんな方法があるのでしょうか。
お掃除ロボットの活用
床掃除の定番といえば、まずはお掃除ロボットが思い浮かぶと思います。
掃除機のタイプや水拭きをしてくれるタイプ、最近では掃除機と水拭きの両方を兼ね備えたお掃除ロボットまで登場しました。
この掃除機の驚きの機能は、モップの洗浄も自動で行ってくれるため、わざわざモップを取り外して洗う必要がないのです。
掃除機で吸ったゴミも、ドッグに戻った際に紙パックに自動で吸い上げてくれます。
他には、ベット専用や窓掃除とお風呂の壁を掃除できるお掃除ロボットや、トイレも自動で掃除してくれるロボットもあるとは驚きです。
IoT家電なら遠隔操作が可能
IoT家電であれば、スマートフォンのアプリや音声スピーカーでの操作が可能になります。
家にいるときでも、わざわざ電源操作する必要はなく、その場から家電操作が可能になります。
外出中に突然の来客予定が入っても、スマートフォンから操作すれば帰宅したときにはきれいなお部屋になっています。
また、「家から出たら掃除を始める」など自分の生活リズムに合わせて設定を行なえば、わざわざ操作する必要もなくなり、掃除の煩わしさがなくなります。
自動化できない掃除もある
お掃除ロボットでは掃除出来ない部分も当然出てきます。
シンク・浴槽・階段の掃除などはどうしても人の手が必要になります。
また、IoT家電に買い替えるとなれば大きな出費になってしまいます。
どうしても掃除に手が回らないときは、月に1回でも家事手伝いサービスを利用してみてもいいかもしれません。
様々な家事を自動化できるスマートホーム

家事で大変なのは掃除だけではありません。
「献立を考えて料理を作る」「洗濯をしてたたんでしまう」「子どもと遊ぶ」など、毎日本当に大変です。
スマートホームなら、日々の生活パターンを自動化することも可能です。
IoT家電を活用して生活を快適に
IoTはインターネットで、色々なものがつながり日々の生活が便利になる仕組みです。
Wi-Fiなどのインターネットと通信できる家電を取り入れると、日々の生活の手助けをしてくれるため、快適な環境をつくれるのです。
例えば、オーブンレンジとスマートフォンアプリを連携すれば、調理できる献立を提案してくれます。
下ごしらえをしたら、アプリからメニューを送信しオーブンのスタートボタンを押すだけです。
洗濯機もアプリと連携し離れた場所から操作ができ、洗剤や柔軟剤も自動で投入してくれます。
他にも、給湯器や冷蔵庫、エアコンや照明などのIoT家電を導入すると、家事の負担を軽減できますが、すべての家電を買い替えるとなると大きな負担になってしまいます。
スマート家電がなくてもスマートホーム化できる
家電を買い替えなくても「スマートリモコン」を使用すると、毎日の生活を最適化できスマートホーム化ができます。
赤外線リモコンで操作する家電をスマートリモコンに登録し、専用アプリに登録するだけです。
スマートフォンで操作ができるため、外出先からでも家電操作が可能になり、エアコンを操作すれば帰宅したときには快適な室温で過ごせます。
赤外線リモコンがない照明や給湯器などには、「スイッチボット」を使用すれば物理的にボタン操作が可能になります。
さらに「スマートスピーカー」の活用でスピーカーに向かって指示をするだけで、家電の操作やニュースなどの情報収集ができるようになります。
スマートホームで家事の負担を減らそう
スマートホームは家電を遠隔操作できるだけではなく、毎日の生活パターンを自動化できます。
朝起きたらカーテンが自動で開き、照明とテレビをつける。
外出時、玄関に近づいたら解錠し、家から離れたら照明とエアコンの電源を切る。
など、家電や照明の操作を自分がしなくてもよくなるため、時間だけでなく気持ちにもゆとりを持てるようになり、快適な毎日を過ごせるようになります。
スマートホーム化をすると、共働きで子育てをしている世帯の家事を軽減してくれるため、子どもと過ごす時間を確保できるようになります。
子どもと一緒に過ごせる時間は、長いように思えてあっという間です。
スマートホームを上手に活用して、家族と過ごす時間を快適なものにしていきましょう。