リゾートエリアの高級別荘をスマートホーム化
リストプロパティーズ株式会社 アセット事業部 部長 井上和也様
導入前の課題
- 単なる高級リゾート別荘とは一線を画す物件にしたい
- 様々なIoT機器を導入したいが複雑な操作は避けたい
- 機能面で既存のパッケージに合わせるのは難しい
導入後の効果
- スマートホーム化による顧客へのアピール・話題性を獲得できた
- ひとつのアプリですべてのIoT機器を一元管理できるようになった
- 必要な機能など、こちらの要望を伝えながらカスタマイズできた
“仕掛けがある物件”をコンセプトにIoT導入を検討
稲村ヶ崎のリゾートエリアにあるこの土地は2018年に取得しました。どういった物件をプロデュースするかを検討していたとき、「単なる高級物件では面白くない。ITやテクノロジーを活用した仕掛けがある物件にしてはどうか」という意見があり、話題性もあるだろうと考えたことがIoT機器の導入を意識したきっかけです。実際にスペース・コアに決定したのは2019年頃です。運営会社であるアクセルラボ の担当者と「一緒に作っていこう」と意気投合して取り掛かりました。

アクセルラボ の担当者と対話しながらプロジェクトを進めています/井上和也様
プラットフォーマーの拡張性に魅力を感じた
何社かのスマートホームサービスと比較検討しましたが、スペース・コアに決めたのは照明やカーテンの操作が1つのインターフェースにまとまっていることが大きかったですね。他社だと一元管理できないこともあるようでしたので。IoT機器の豊富さとそれらを一括したアプリ、それにアクセルラボ はIoT機器メーカーではなくプラットフォーマーなので、いろいろなものと繋がっていく・拡張していくところに発展性を感じました。

稲村ヶ崎駅から徒歩3分、敷地面積110.94坪・延べ床面積110.28坪のまさしく高級別荘だ
柔軟な対応で、サービスを「育てていく」
他社のIoTサービスでは既存のパッケージがあって、それに合うか合わないかという判断になります。一方スペース・コアは、例えばカーテンを自動で開くようにしたいなどこちらの要望を伝え、アクセルラボ側もサービスを「育てていく」といった姿勢で柔軟に対応いただきました。ただし、まだ設置しただけでスマートホームが完成したわけではありません。スペース・コアはシーンに合わせてパターンを設定することができるので、ここからカスタマイズして行きましょうという段階ですね。

リビングに設置された「ネイチャー」。宅内の家電や照明、カーテン、センサーなどを一括管理できる。
単純明快さがあってもいい
スペース・コアが物件の付加価値になる可能性は十分にあると思っていますしかし、改善の余地があると感じる部分もあります。例えば当社の場合、顧客となるのは富裕層です。富裕層は面倒なものは避ける傾向にあるので、スペース・コアも単純明快なものがあっても良いかもしれません。アクセルラボに伝えているのは、家に入ったらすべての照明が点いて、出たら消える。冷暖房などがすべて適切な環境になっている。といった単純な機能のものです。

ITを積極的に活用することで、お客様により良いものを提供できると考えています。
IoTやITが不動産会社の差別化になる
我々の顧客である富裕層はITに前向きで慣れています。高齢の方も問題なく便利なものは使いこなす。一方で不動産業界は売買があれば3%の手数料が利益になるように、現状のままでもビジネスが成り立つだけにIT化が遅いのだと思います。しかし、これからはITを駆使している会社や独自のノウハウがありコンサルティング能力がないと選ばれなくなる。そういった考えを持っている事業者はまだまだ少なく、ビジネスチャンスがあると感じています。

社名 | リストプロパティーズ株式会社 |
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事業内容 | リストグループの資産管理・運用。 国内・海外の不動産開発への投資。 |
設立 | 2010年2月 |
従業員数 | 10人 |
URL | https://www.list.co.jp/ |
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