リストホームズ株式会社
SpaceCore導入ケース
リストホームズ株式会社

リストホームズ株式会社の会社紹介
リストホームズ株式会社は、横浜市に本社を構えるリストグループのなかでも、戸建住宅の企画・開発・分譲や戸建住宅の設計・施工・請負および監理を手がける不動産会社です。首都圏を中心に用地の仕入れから設計、施工、販売まで一貫して行う体制を構築しています。
同社は、2024年に「SpaceCore」をはじめとしたIoT・スマートホームを住宅に取り入れた「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」を販売。戸建てとして初となる、神奈川県防犯セキュリティ協会の「神奈川県セキュリティ・ホーム認定」にも認定されました。
今回は住宅事業・販売促進・建設事業の3部門で部長を務める伊藤駿さんに、IoT・スマートホーム導入の経緯や効果、そして「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」におけるスマートホームの活用について話を伺いました。
「SpaceCore」の導入に至ったきっかけ
-「SpaceCore」を導入する前に感じていた課題はあったのでしょうか。
伊藤部長
当社のビジネスを自動車に例えています。国産車のなかでも軽自動車のようにリーズナブルな物件を扱う戸建分譲会社もあれば、外車や輸入車のような高価格帯を扱う会社もある。そのなかで、私たちはベンツを目指そうと決めました。しかし、ベンツと言えば誰もがイメージを持てますが、リストホームズにはまだ、そのようなブランドイメージがない。まずはブランディングや商品力を高めていく必要がありました。マーケティングチームを立ち上げ、首都圏の成功企業研究や物件分析を重ねる中で、先進性と未来を感じさせる商品の必要性に気づき、IoTという選択肢にたどり着きました

- 最初からIoTやスマートホームに興味があったのでしょうか。
伊藤部長
最初は全然興味がありませんでした(笑)建材メーカーからアクセルラボを紹介されて、たまたま私の通勤経路上に新宿のショールームがあったので見に行きました。自宅にもIoT製品を導入していましたが、3年経っても使いこなせていない状況。インターネットネイティブ世代の私でさえ、住宅への本格導入は時期尚早だと考えていました。
- その印象がどう変わったのでしょうか。
伊藤部長
ショールームで「SpaceCore」の製品を体験した瞬間です。「迎え入れられている」感覚がとても印象的でした。一つのボタンやシーンの切り替えで、空間全体が変化する。スマートスピーカーの一言で暮らしのシーンが展開される。従来のような単純な家電操作を超えて、住空間全体で居住者を包み込む。その演出としての価値に気づきました。
- そういった演出が、販売活動などにおいても重要なのでしょうか。
伊藤部長
高価格帯物件を主とする大手と私たちでは、現地の販売手法に大きな差があります。大手は何十棟という現場をメインに分譲してその物件を売る専門販売の体制をとり、現地に営業がいます。来場者を常に受け入れ、お客様が家を買うまでずっとウェルカムな状況が続いている。しかし、私たちのような分譲会社は、1つの現場で何十棟という規模はありません。どうしても1棟~5棟の比較的小さな現場がたくさんあります。各現場に営業を常駐させお客様を迎え入れる準備を整えるのは難しい状況です。さらに、販売の多くは仲介会社を通じて行われます。仲介会社は、来店されたお客様に約10件の物件を提案し、実際に案内するのはそのうち5件ほど。いかにその5件に選ばれるかが重要です。お客様との接点が非常に少ないなかで、どう演出するかが非常に大切だと感じており、IoTがその答えになりました。
最初の導入効果と課題
- 最初の導入物件について教えてください。
伊藤部長
初めて導入したのは、田園都市線沿いにある駅近の新築戸建て2軒でした。当初は顔認証機能のある自動ドアの導入を検討していたのですが、購入層を高価格帯マンション検討者とした場合、それだけでは商品として物足りない。そこでIoTを組み合わせることを検討し、「SpaceCore」の導入に至りました。
- 販売はスムーズに進みましたか?
伊藤部長
販売開始してすぐ、わずか6、7組のご案内で2棟とも成約に至りました。購入者アンケートでも、IoT・スマートホームが決め手になったとの声を多くいただきました一方で、新たな課題も見えてきました。例えば、実際の体験にはスマートフォンアプリの設定が必要で、物件見学時の即時的な価値訴求が難しい。ショールームのような完璧な環境と異なり、現場での演出には工夫が必要でした。仲介会社との連携も課題でした。『画期的な設備だが、説明が難しい』という声に応え、動画やパネルを用意しましたが、それだけでは難しい部分もありました。
「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」での挑戦
- 「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」というコンセプトはどのように生まれたのでしょうか。
伊藤部長
「IoTは主役ではなく、脇役に徹するべきではないか」と気づきました。IoTやスマートホームと言った先進的なものを前面に押し出しても、慣れないものであまり得意ではないのかもしれない。そうではなくて、お客様が不安感に思っていることにIoTを当てはめていく。そこで着目したのが、戸建住宅購入時の大きな不安要素である防犯面です。IoTの活用により、セキュリティを強化し、安心感を高める。技術を目的化するのではなく、具体的な価値提供の手段として位置づけ直したのです。
この発想のもと、神奈川県川崎市内にある武蔵小杉・溝の口エリアの中間エリアの10棟全てに、IoTを活用した遠隔での鍵開閉や常時録画機能付きインターホン、防犯ガラスなどを標準で導入した「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」を企画しました。

リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン
- セキュリティを強調することの難しさもあったそうですね。
伊藤部長
防犯設備の説明は諸刃の剣です。充実した設備を強調すると、『この地域は危険なのか』『戸建てより、マンションの方が安全ではないか』という不安を逆に喚起してしまう。そこで、細かい説明ではなく、公的な第三者が認めるものに評価された方が、安心できるんじゃないかと思い、「神奈川県セキュリティ・ホーム認定」にたどり着きました。

- 「神奈川県セキュリティ・ホーム認定」に認定されたことでどのような変化がありましたか。
伊藤部長
「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」は10棟の現場で、5月から10月の半年間で4件の契約がありました。認定が11月だったのですが、11月だけで残りの6件全てが契約に至りました。1カ月あたりの案内件数も、それまでは月平均4.5件だったところが、11月は30件になりました。また、驚いたことに、当初はマンションの購入を希望されていた方が、物件を購入いただいたケースが2件ありました。これは不動産の通説からすると、とても珍しいことなんです。戸建てがマンションに負けている点は設備面です。オートロックがない、管理人さんがいないという不安がある。その部分をIoTとセキュリティで補完でき、マンションに引けを取らない、戸建における次世代型の暮らしを提案できたからだと思います。
- 建築費や土地価格の高騰など新築戸建て販売を取り巻く環境が厳しくなってきているなかで、スマートホームは付加価値として機能していますか。
伊藤部長
間違いなくそう感じています。IoTの魅力は直感的に伝わりやすい。エコ機能や建材の品質は、実際に住んでみないと価値を実感しにくい。一方、IoTは見学時点で「未来の暮らし」を体感でき、とても強力な訴求ポイントになります。ただし、先ほども申し上げた通り、IoT単体での価値訴求には限界があります。自動化や省力化だけを強調すると、『複雑そう』『依存し過ぎでは』という懸念も生まれる。防犯・セキュリティなど、お客様が持つ不安と結びつけることで、訴求ができ価値が伝わりました。
リストホームズこれからの展開

- アクセルラボの対応はいかがでしたか?
伊藤部長
スピードの速さと柔軟な対応が素晴らしかったです。「こういうのが欲しい」と伝えると、すぐに「検討します」というリアクションが返ってくる。「いつまでにできそうです」という具体的な提案もすぐにいただけます。例えば、屋外カメラに動体検知によるアプリ通知機能が必要だと伝えたら、すぐにシステムを更新して対応してくれたこともありました。何か課題が出てきたときも一緒に動いてくれます。まだまだ荒削りな部分もありますが、開拓者魂みたいなものをすごく感じますね。
- 「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」へ導入するスマートホームサービスの選定でも紆余曲折があったそうですね。
伊藤部長
実は他社のスマートホームサービスを導入する方向でほぼ決まっていたんです。でも、私はオフィス内でアクセルラボを推しました。顧客の声やデベロッパーのニーズを真摯に受け止め、製品力を高めていく姿勢。私たちも未知の領域に挑戦する中で、このような伴走者が必要でした。アクセルラボは、社会に新しいものや、定説を立てていく会社だと感じました。私はそんな会社と仕事がしたいと思いました。
- IoTやスマートホームを活用した、これからの展開を教えてください。
伊藤部長
「IoTの全棟標準化を進めています」
現場でも、インターネットネイティブな世代がもう購入層に入ってきています。これからもIoTが下火になることはないでしょう。IoTの需要は確実に高まっていくと考えています。ただし、IoT単体で売りにするのではなく、セキュリティや利便性など、具体的な価値と結びついてこそ、技術は真価を発揮する。その信念のもと、これからも新しい住まいの形を追求していきます。
| 社名 | リストホームズ株式会社 |
| 事業内容 | 戸建住宅の企画・開発・分譲、戸建住宅の設計・施工・請負および監理、既存住宅のリフォーム |
| 設立 | 2017年4月12日 |
| URL | https://listhomes.jp/ |
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SpaceCoreやスマートホーム全般に関するご相談にお答えしております。また、導入を検討されている方に向けて、ウェブセミナーやメールマガジン、市場調査資料もご提供しております。
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