導入事例

「営業ツールとしても活用。スマート分譲区画の実現」

ポラスタウン開発株式会社 SpaceCore導入ケース

ポラスタウン開発株式会社

埼玉県を中心とした新築一戸建てや注文住宅、建て替えなどを手がけるポラスグループに、アクセルラボが提供するスマートホームサービス「SpaceCore」の導入が進んでいます。今回は、ポラスグループのなかでも、デザイン性が高く高性能な分譲建売住宅を手がけるポラスタウン開発(さいたま市)に、「SpaceCore」導入に至った経緯や活用事例について話を聞きました。

左から、営業課・松本玲良主任、設計課・覚張郁美主任、営業課・黒川瑞樹課長

ポラスタウン開発の会社紹介

今回話を聞いたのは、ポラスタウン開発・営業課・黒川瑞樹課長と松本玲良主任、設計課・覚張郁美主任の3名です。

ポラスタウン開発は、ポラスグループのなかでも少数精鋭のハウスメーカーです。人数や規模が小さい分、建てられる住宅1棟1棟には様々な意見やアイデアが反映されており、こだわりのデザインが特徴です。注文志向の消費者が、「土地が見つからない」「予算が合わない」といった理由から同社の物件を見て、購入されるケースも多いそうです。

そういったポラスタウン開発で、「SpaceCore」はどのように活用されているのでしょうか。

「SpaceCore」の導入に至ったきっかけ

-「SpaceCore」を導入するに至ったきっかけを教えてください。

松本主任

2020年の夏、東京都内にある分譲住宅の販売活動を行うなかで、無人内覧システムを導入したことが「SpaceCore」を知ったきっかけです。

無人内覧システムは、スマートロックやスマートカメラなどのIoT機器を活用して、お客様が自らで物件を内覧いただく仕組みなのですが、物件に取り付けたスマートロックが、アクセルラボのものでした。

スマートロックの設置に立ち会ったとき、アクセルラボの担当者から「SpaceCore」でスマート化すればエアコンなどの機器も操作できますよ、と説明をいただきました。

そのときのことが印象に残っており、良い現場があれば導入したいと考えていました。

-そこから「SpaceCore」の導入はどのように進んでいったのでしょうか。

松本主任

2022年11月に、「SpaceCore」を初めて導入したのが、埼玉県伊奈町の分譲地です。

当社では、用地開発の担当が土地を仕入れたあとに、そこでどのような家・街並みを作るかを企画するために、各部署から担当が集まりプロジェクトチームが作られます。私も伊奈町のプロジェクト担当になりました。

伊奈町の分譲地周辺には大企業の工場があり、若いファミリー世帯がたくさん住むのではないかと予想し、IoT機器が身近な人たちが住む可能性が高いと考え、社内で提案したことで導入が決まりました。

また、その住宅がプロパンガス物件で、お客様の中には抵抗を感じる条件でもあったことから、プラスの価値としてもIoTが効果的なのではないかと考えました。

-マイナスポイントをIoT付加価値で補われたのですね。「SpaceCore」以外の他社サービスは検討されなかったのでしょうか。

松本主任

IoTに関しては、これまでも別の物件で大手メーカーのIoTを導入したことがありました。しかし、アクセルラボの方が低コストだったことは大きなポイントでした。

覚張主任

「SpaceCore」は、他社製品やサービスと比べても半分以下の価格で導入できました。

他社メーカーのものは、IoT機器だけでなく専用の分電盤なども設置しなければならず、付随した専用の機器も必要なため、コストがかかっていました。

コスト以外にも、「SpaceCore」はいろんな機器に対応しているという点も魅力的です。メーカーに縛られずに導入できるのはいいですね。

-実際に「SpaceCore」のどのような機能を導入されているのでしょうか。

松本主任

照明やエアコンといった赤外線で操作できる機器の操作・制御を基本として、物件ごとに様々な機器を導入しています。浦和美園の物件では、シャッターや玄関ドア、給湯リモコンを対応できる仕様です。

複雑な機器であっても、アクセルラボのアフターフォローがあるため、お客様への説明の手間もなく助かっています。

「SpaceCore」は営業ツールとして活用できる!?

-「SpaceCore」を導入することで、どのような影響がありましたか。

松本主任

伊奈町の物件を購入いただいた顧客からは、「IoTがあればプロパンガスでも構わない」という感想をいただいています。

黒川課長

スイッチひとつで照明が点いて、エアコンが動くというのがわかりやすく面白いため、案内時に実演することで、顧客と和やかな雰囲気を作ることができるといった副次的なメリットもあります。

不動産の案内では、お客様はどうしても緊張されていますので、IoTを活用することで打ち解けやすいといった使い方も有効だと感じます。

-「SpaceCore」導入にあたって、アクセルラボの対応はどうでしょうか。

覚張主任

機器をどのように図面に描けばいいのか、施工の担当者とのやりとりの間に入って三者で話を進めるなど、導入する面でのフォローや打ち合わせもしっかり行っていただきました。

松本主任

これからも新しい物件に「SpaceCore」を導入していくのですが、定期的に勉強会を開いていただき、気にかけてくれているなと感じています。

-アクセルラボや「SpaceCore」に対しての意見や要望はありますか。

黒川課長

機器のなかには、まだスタイリッシュではないものもあると思います。今後も住宅×IoTが加速していくなかでは、どんどん洗練されていくことに期待しています。

あとは、高級物件の内装に沿うような高級感のあるデザインや高齢者も使いやすいデザイン、子どもでも使えるものなどもあれば、もっと導入が進むように感じます。

松本主任

IoTの根本的な部分ですが、これらのサービスはネットに繋がらなければ利用することができません。

分譲住宅にはネット回線を引いていないため、物件案内時にIoT機器の実演が難しいと感じました。アクセルラボがWi-Fiルーターを一時的に貸してくれるといったサービスがあれば便利ですね。

今回導入された分譲戸建住宅のモデルハウス

今回導入されたスマートホーム機器

スマートステーション
<SmartStation>

IoTゲートウェイ

スポットミニ
<SPOT Mini>

家電コントローラー

モーションセンサー付き調光スイッチ
<Dimmer Motion Sensor>

調光スイッチ

クリッカー
<CUBE Clicker>

IoT操作スイッチ

住宅業界に感じる課題や変化

-住宅でのスマートホームやIoT機器の活用が進んでいるのでしょうか。

黒川課長

私は、新卒で当社に入社して2023年4月で14年目になりますが、最近特にスマートホームやIoT化が進んでいると感じています。世の中ではIoTが当たり前になってきていて、むしろ住宅業界は遅れています。

私もそうですが、子育てしていると、IoTがあると便利だなと思うタイミングがたくさんあります。たとえば、給湯器が操作できるというのは子どもがいる家庭にはかなり便利です。

お風呂の湯が張れるまでには時間がかかります。でも親としては家に帰ったら、すぐに子どもをお風呂に入れたいと思っている。予約設定などもありますが、思ったより早く帰宅した際などを考えると、外から様々な給湯機器を操作できるのは、最近本当に良いなと感じています。こういった同じ悩みを持つ小さな子どものいる家庭は多いと思います。

-住宅業界は遅れているという話が出ました。住宅業界・不動産業界に対して感じる課題はありますか。

松本主任

昔ながらの文化が残っている業界だと思います。

私は、主にインサイドセールスを担当しているのですが、なるべく効率よく様々な情報をお客様に提供することで、購入の後押しをしてきたいと思っています。

昔は、資料やパンフレットを全て印刷して、クリップで留めて・・・とやっていましたが、デジタルパンフレットを活用するなど、DX化やペーパーレスに努めています。

-ポラスタウン開発として、業界のDX化や将来の展望などはありますか。

黒川課長

ポラスグループ全体を通じてペーパーレス化やDX化の促進に動いています。社内ではDX分科会が発足され、動きが活発になっています。このような取り組みを通じて、業界の改善や良化に努めていきたいと思っています。

また、ポラスタウン開発では「防災・コミュニティ・環境」を経営方針として掲げています。当社が開発する分譲地には、「防災・コミュニティ・環境」の三本柱のどれかを必ず1つはコンセプトに入れていきます。

そういった取り組みによって地域貢献や顧客に支持される会社としてあり続けたいと思っています。

社名 ポラスタウン開発株式会社
事業内容 住宅の設計、建築、管理、請負業務、宅地造成、開発及び管理業務、不動産の購入、
販売、賃貸、交換及びその代理、仲介業務、食堂・レストラン及び喫茶店の経営
設立 1989年9月
URL https://www.polustown.com/

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